美しい
今ほど多くの素材が存在しなかったころの日本では、ものをまとめたり保存したりするとき、植物の葉や紙、布を使って包むことでこれを成していました。はじめは単なる容器として求められたこの包むという行為に、強度や利便性だけでなく美しさまで加えたのは日本独自の文化といわれています。
当社の製品のひとつである米袋においても、元々は米の副産物であった藁の再利用に始まります。藁を編み込み作られた俵やかますが、保存性能や扱いやすさなどの機能を追求し、麻袋や紙袋、化学繊維や樹脂で作られた袋にかわりました。また同時に、より美しいデザインの表示や機能的な美しさも要求され、現在では非常に多種類の袋が存在しています。
包装はそれ自体が創造的なものです。その資材を作るメーカーは包まれるもの、環境、作り手の思いなど様々な状況を考え、一番ふさわしいものをつくり続けなければなりません。私たち佐藤産業株式会社は「より創造的であれ」という志の下、社会と共に、みなさんと一緒に成長して行きたいと考えています。